最近磨いた十勝石
山の十勝石磨きました。
黒い石が紫色になる。 https://t.co/28G8CWScSo pic.twitter.com/WQyntUIO1H
— うああじた (@uaazita) 2021年4月16日
この石、磨いた後色が地味な色になってしまって、あれ?失敗したかな?と思いましたが、水に入れると全面紫色が浮かび上がる不思議な仕様の石になりましたね。
ここまで紅一色の紅十勝なかなかない。
— うああじた (@uaazita) 2021年4月11日
十勝小豆の化身かと思った。 pic.twitter.com/fsfNDFPKKk
磨く前は小豆でしたが、変わってしまいました。
何に見える様なったでしょうか?
水墨画調の模様。
小さいですが虹色に見えます。
天の川銀河みたいな十勝石です。
磨く前は気がつきませんでしたが、斑晶の星が沢山現れて、磨く事で良い方に化けた石でした。
青い虹模様です。
山で見つけた十勝石、過去最高の紫玲瓏発見か
前回の記事の続きです。
いきなりですが、びっくりするくらい凄い玲瓏石です。
ここまで綺麗な紫色はなかなかお目にかかれません。
上手く磨く事が出来たら家宝になります。
他にもいくつか玲瓏ありました。
他にもありますが原石のままだとわかりづらい絵になるので割愛しました。
そして今回紫と並ぶ美しさではこの石。
綺麗に磨くには難易度が高そうですが、虹色の玲瓏石です。
前回ピーコックオブシディアンかな?と言った石ですね。
十勝石探しは、「光に当てた時にどんな色が浮かび上がるのだろう」というわくわくが1番楽しい時かもしれません。
もし、お手持ちの十勝石に光をまだ当てていないなら、是非お確かめ下さい。
黒かった石が全く別の色に変化するのは、黒曜石の石言葉の通り、摩訶不思議ですよ。
音更川の十勝石の魅力!始まりの場所に繋がる川
十勝石の採取出来る川で、よく名前が挙げられる音更川です。
水源の上流は、廃線マニアなどから絶大な人気を誇るタウシュベツ川橋梁がある糠平湖を通り流れています。
2017年夏のタウシュベツ川橋梁。
十勝石の始まりの場所
研究者によると十勝平野に分布するこれらの黒曜石は200万年程昔に大雪山系の火山活動によって十勝三股のクマネシリ岳西側から溶岩が流れ始め生成されたとの話です。
そして、その溶岩は扇型に流下し東から西へ役40kmにわたり変遷していったとの事です。
なんとも魅力的な場所ですが、大雪山国立公園の範囲内ですので、無許可の採石は禁止されています。
音更川の上流はそんなところです。
https://www.env.go.jp/park/common/data/05_daisetsu_map_j.pdf
なので、一般的に十勝石が採取可能なエリアは、町よりのところになるのですが、正直開発が進みきって見つかる十勝石は小さくてまん丸な可愛らしいものばかりです。
角はほとんど無いので、軽くサンドペーパーで手磨きして、そのままアクセサリーに加工するには良い形状だと思います。
十勝石よりも……、一見ベーコンかな?と感じられる魅力的な瑪瑙がみつかったり……。
これは完全に豚バラ肉⁉︎🐷
肝心な玲瓏はこの辺りまで流出しているのかと言うと……。
隈なく探せばなんとか見つかったりします‼︎
色は、白っぽいスジの物が多くあると感じました。
この日見つけた中から、一際輝いていた十勝石を研磨しました。
バランスの良いメタリックなレインボーシラー‼︎
始まりの場所に繋がる川、音更川のポテンシャル侮れません。
数は少ないですが、一攫千金のハイレベルな玲瓏がある、それが音更川の魅力です。
山へ十勝石を探しに冒険してきました!
私が十勝石を探しに行く場所はヒグマの出没地域です。
山へ入る前日も、ヒグマが現れたというニュースを見ました。
ですが、熊撃退スプレーは高すぎる(命に変えられないのでそんな事言ってはいられないのかも知れないけど)
そこで、とりあえず熊よけに効果があるとの事で、大音量の電子ホイッスルをAmazonで購入。
ビービーけたゝましく鳴らしながら探検して参りました。
おかげ?で熊や獣と遭遇する事なく、無事生還してこれました。
感謝!
というわけで、十勝石探しの旅の記録です。
今日は、いつものポイントより外れた場所からスタートしました。
未開の場所なので、わくわくしながら沢へ降りて行くと……。
わかりますか?
この写真の中だけでもぱっと見で3つも十勝石があります。
よく、十勝石探しに慣れない人から、「どれが十勝石か、わからないから探しても見つけられ無いよぉ」と言われる事があります。
特徴としては……。
- 妙にざらついている癖に黒光している
- 妙に他の石より土とか藻がこびりついている
- 掘ったばかりの芋っぽい形状
などでしょうか?
そして、もう一つ大量に見つけるコツです。
十勝石って、山菜のワラビと一緒で、一つ見つけたら大体その近くにいくつかあるものなのです。
なので、とりあえず一つ見つけたらその場から動かないで周りをよく見れば、沢山見つけられる様になります!
その調子で探して行くと30分でこれだけ拾えました。
小さすぎて見送った石も沢山あります。
水の中だけじゃなく、山での探索だとこの様に埋まっている石もあります。
見つけると結構嬉しいやつです。
今日は天気も良くて水も澄んでいて石が見やすいですね♪
滝壺になっていて水深が深い所。
昔奥底に十勝石があったので手を伸ばしたら胴長にガッツリ水が入り込んで死にそうになりました。
前に来た時はまだ雪解け水が冷たかったのですが、今日はだいぶ暖かいです。
真ん中で十勝石が水面から顔を見せているのがわかりますか?
ごろっと大きいサイズの十勝石がこんなに大量に‼︎
重たくてカゴが持てなくなるくらい大収穫‼︎
十勝あずきの化身かな⁉︎ってくらいの紅十勝も発見‼︎
玲瓏石も発見‼︎
これは幻の孔雀黒曜石(ピーコックオブシディアン)では⁉︎
最高級の玲瓏も発見した所で帰路に……。
山の十勝石は土の染み込み具合が深いので家に帰ってから高圧洗浄機で汚れを落とします。
その後、ledライトを使って玲瓏チェックです!
お楽しみに‼︎
玲瓏チェックしました→
山で見つけた十勝石、過去最高の紫玲瓏発見か - じたの十勝石探し
十勝石を採取出来る川原について
いざ、十勝石を拾いに行きたい‼︎
と思われどこにあるのか調べると、おそらく候補としては……。
- 居辺(おりべ)川
- 音更(おとふけ)川
- 士幌(しほろ)川
- 芽登(めとう)川
あたりが、ネット検索で上がると思います。
もちろんこれら全ての川で十勝石は見つかります。
ですが、このブログを選んでご来訪された方ならばもう一歩踏み込んで、出来れば玲瓏の十勝石を探したい‼︎
と、思われる事だと思います。
なので、玲瓏十勝石を採取出来る川を紹介します。
私は全ての川を上流から下流まで探索して参りましたが、オススメはやはり居辺川の下流です。
オススメのポイントとして
- アクセスしやすい
- 安全→危険な野生動物との遭遇が稀
- 定期的に工事が入る
です。
アクセスしやすいとは
居辺川は上流域は上士幌(かみしほろ)町から下流域は池田(いけだ)町の利別川に繋がる河川です。
居辺の中でも、下居辺(しもおりべ)と呼ばれる土地が、車でも、自転車でも行ける距離です(当社比)
川原も広く、胴長(ウェーダー)の様な重装備じゃなく長靴程度でも入れます。
※ただし雨が降ると急激に増水するので注意。
普段は緩やかな清流で、十勝石拾いの親子レクにも利用されています。
この辺りならば、羆も滅多に降りて来ない(とは言い切れないのが北海道の恐ろしい所ですが)
私が通った限り遭遇した野生動物は鶴やエゾシカ、狐、リスなどが現れるくらいで安全です。
この下流域は定期的にブルドーザーが入り、河川の石を掬い上げていて、川底に眠っていた石が川原に現れやすい環境が毎年起こります。
なので訪れるたびに新しい石に出会えるチャンスなのです!
マニアにとってみれば、バラすな!と怒られるでしょうが、この居辺の土地一帯が十勝石がある地層で個人が生涯通い詰めても無くならない量だと感じます。
もちろん常識の範囲内で採取を楽しんで頂けると良いのですが。
私も、なるべくここはちびっ子連れのファミリー層や軽装備の観光客の為に残す様にしています。
1時間程川を歩けば玲瓏もご覧の様に見つかります💫
ちなみに同じ居辺川でもここ下流域は虹色の玲瓏が見つかりやすい様に思いました。
綺麗な色の玲瓏が見つかる所もオススメです。
川遊びで冷えたら……
下居辺には、しほろ温泉プラザ緑風という十勝川温泉と同じモール泉の温泉があります。
道の駅では、無料で利用出来る足湯もあるので、訪れてみて下さい。(注:冬季は足湯利用出来ません)
自己紹介
ご来訪者へ
ご来訪いただき、ありがとうございます。
ここでは、じたの名前で十勝石の研磨活動の投稿をして行こうと思います。
はじめに…十勝石とは?
十勝石(とかちいし)というものは、その名の通り北海道の十勝地方にある石で、一般的には黒曜石(オブシディアン)と呼ばれるものです。
黒曜石は日本各地でも産出されますが、なぜここ十勝地方でブランド名の様に名前がついたか、私見ですがその内部に秘密があると思います。
他の黒曜石とは違う特別な模様
この青や紫、虹色の輝きを放つもの全て十勝石です。
そして、これらの十勝石は玲瓏石(れいろうせき)と呼ばれ宝石として重宝されています。
外国では、レインボーオブシディアンと呼ばれています。
玲瓏は、十勝地方でも一部地域でしか産出されない幻の石なのです。
私がこの玲瓏十勝石を知ったのは、足寄工房の柴苅氏によるものです。
そこで出会ったオーロラの輝きを放つ玲瓏石に魅力されました。
以来氏に研磨を習い、自らの足で十勝の山や川を歩き回りあのオーロラに輝く摩訶不思議な石を求め、探し、磨いています。
師匠でもある、柴苅氏の足寄工房のホームページはこちらです。
→『十勝石、玲瓏石、展示即売の足寄工房』
私の目標、柴苅氏の研磨した十勝石は石の持つ魅力を最大限に引き出した芸術品です!
是非、北海道の十勝を訪れた際は、立ち寄ってみて頂きたいです。